OGAWA KENICHI -ABOUT US






小川 健一  オガワ・ケンイチ

1951年福島県喜多方市出身。
福島県立喜多方工業高校土木課を卒業するが、手を動かしてのもの作りへの情熱に駆られ上京、繊維業界に入る。
勤務先の会社で業績を認められ、ヨーロッパ視察に派遣される。
旅先で、ファッション雑誌から抜けだしたようなパリジャン、パリジェンヌたちに魅せられる。
1978年 9年間の東京での繊維業界の仕事に区切りをつけて、パリに渡る。 
1980年 ニット生産の本拠地であるイタリアに移ることに決意。ファッションの発信地として、世界的に注目を集めつつあったミラノを仕事場に選ぶ。
以後、ニット機械を自ら動かし、編み地や糸に関して専門的知識を有する強みを生かし、ニット・デザイナーとして活躍。
イタリア、香港、日本などの企業と組んで商品を生み出し、FENDIやTRUSSARDIのデザイン企画にも参加。
1989年  OGAWA KENNCHI レディースコレクションを発表、ミラノのcontenpolariや、
パリのpurmiereclaceなどの 展示会に出展する。また、ミラノ、東京(東京コレクション)において、ファッションショーを開催。
2005年 ファッション・ジュエリーコレクショ ン,OGAWA KENICHIを発表。長年、小川建一がこだわりを持って製作しつづけてきたファッション・ジュエリーだけに、一躍注目を集め、VOGUE ITALIA,ELLE ITALIA, fashion,MODEなどのイタリアのファッション誌をはじめ、 『家庭画報』など日本の各誌にも取り上げられる。
ジュエリーコレクションは、イタリア各地のみならず、フランス、クエート、韓国、日本 の一流店に置かれるようになっている。日本ではbasile 28とartisanが買い付けている。

2011年 イタリアのニット会社TRICOTCHICと、ウエアー、アクセサリーのデザイン契約を結ぶ。


ブランド・コンセプト


小川建一は、人が身につけて、楽しく、幸せになれる服やアクセサリーを作りたいと願っている。そのために、素材にこだわり、職人的な手法でひとつひとつ丁寧に作り上げていく。
 例えば、ジュエリーコレクション。ヴェネツィアン・グラスや、津軽の漆塗りのパーツ、インドのハンドメイドのガラス、1920年代以降のアンティック、自然素材などを大胆に組み合わせ、モダンかつオリジナリティに溢れた作品に仕上げている。服においても、アクセサリーにおいても、特にこだわるのは、色使いだ。日本人の感性から飛びだしたような斬新で、心地よい色使いには定評がある。

OGAWA KENICHIのロゴは、1989年 レディースIコレクション発表に際して、小川建一の師であり、世界的に活躍されたファッションイラス トレーター矢島功先生(故人)に寄贈されたもので ある。


文章構成  直木賞作家 坂東眞砂子